脳科学若手の会ではこのたび、2022年1月9日(日)に第25回談話会を開催します。今回は「Neurofeedback」と題し、柴田和久先生 (理化学研究所脳神経科学研究センターチームリーダー)をお招きし、ご講演いただきます。現在、Webフォーム上で参加を受け付けております(参加登録締め切り:2021年1月5日(水))。皆様奮ってご参加ください!

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主催:脳科学若手の会

日時:2022年1月9日(日)14:00~15:30

ツール:Zoom(参加登録者にミーティングURLを後日お送りいたします)

対象:脳科学を専攻する、または興味のある学部生、大学院生(修士・博士)、ポスドク、助教、その他

参加費:無料

申込方法:こちらのWebフォームに必要事項をご記入ください

申込〆切:2022年1月5日(水)

皆様のご参加をお待ちしております。

*イベント準備の都合上、参加予定の方はお早めに登録いただけますと幸いです。

*人数上限に達しましたら申込を終了させていただきます。予めご了承ください。

質問等、お問い合わせは以下のメールアドレスまでお気軽にご連絡ください。

脳科学若手の会:event[at]brainsci.jp

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【講師】 柴田和久先生 (理化学研究所脳神経科学研究センターチームリーダー)

【講演題目】ニューロフィードバックで探る脳認知機能変化の仕組み

【要旨】 本講演では、ヒトの脳活動を操作するための技術であるニューロフィードバックを紹介し、近年の研究動向を共有することを目的とします。特に、私たちの研究グループによって開発された、機能的磁気共鳴画像法(fMRI)のリアルタイム測定と機械学習法を組み合わせた新しいニューロフィードバック技術、Decoded Neurofeedback (DecNef)を中心に解説します。DecNefを用いることで、被験者の気づきなしに、ターゲットの脳部位に特定の脳賦活パターンを誘導することができます。DecNefによって、視覚の学習や連合学習、また顔の好みの増減などさまざまな認知的変化を引き起こすことが可能であることが示されてきました。より最近では、恐怖記憶の緩和といったより臨床に近い分野にもDecNefは応用されはじめており、DecNefを含むニューロフィードバック技術は今後さまざまな分野で広く使われていく可能性があります。

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この度は「グリアから迫る脳」と題し、第12回脳科学若手の会・関西部会セミナーを開催します。

近年、神経細胞だけでなく、グリア細胞も記憶や脳疾患に関与しているという知見が発表され、ますますグリア細胞の研究は盛んになっています。今回のセミナーでは、グリア細胞を研究されている若手研究者の方をお招きし、グリア細胞の研究の面白さについてお話を伺います。興味、関心がある方ならどなたでもお気軽にご参加ください。 セミナー終了後には講師の先生もお招きし、Zoomのブレイクアウトルーム機能を用いた懇親会を予定しています。途中入退室は自由となっておりますので、こちらもぜひご参加ください。

 

【講師】
長井 淳先生(理化学研究所 脳神経科学研究センター グリア-神経回路動態研究チーム)

【演題】
「記憶・役割・会話がこの世界をつくる」

【要旨】
グリア細胞は、約5億年前の古生代、中枢神経系の誕生と共に産声を上げたとされます。一半世紀前の発見当初に“糊付け細胞“と揶揄されたグリア細胞は、その名にそぐわない動的なふるまいを見せ、神経回路と相互作用することがわかってきました。しかし、いつ・どこで・どのようにグリアが神経回路を制御するかについては、未解明な点が残されています。  今回のトークでは、学部生(発生生物学)、大学院生(再生生物学)から海外ポスドク(アストロサイト生理学)を経て、理研でのラボを持たせてもらえるまでをnarrativeにお話しいたします。なぜニューロンではなくグリア(の一種であるアストロサイト)に興味を持ったのか、留学先の選び方、帰国の仕方、そしてラボ主宰者としてのこれからについてオープンマインドにお話しします。  紹介する研究として、マウスモデルとシステムニューロサイエンスのツールを利活用し、アストロサイトの病態生理的役割の一端を分子・細胞・回路・行動レベルで明かしたポスドク研究を中心に概説いたします。また、課題山積のグリア業界についても言及します。

Reference:
Nagai et al., Neuron (NeuroResources) 109(14):2256-2274. (2021)
1Nagai, 1Yu et al., Neuron (Review) 109(4):576-596. (2021).
1Yu, 1Nagai et al., Neuron (Article) 108(6):1146-1162. (2020).
1Yu, 1Nagai and Khakh, Nature Reviews Neuroscience 21,121-138. (2020)
Nagai et al., Cell (Article) 177(5), 1280-92. (2019)
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脳科学若手の会ではこのたび、2021年9月11日(土)に第24回談話会を開催します。今回は「Microglia」と題し、小山 隆太 先生 (東京大学 大学院薬学系研究科 / JST さきがけ)、増田 隆博 先生(九州大学大学院薬学研究院薬理学分野 准教授)をお招きし、ご講演いただきます。また、談話会後半には「研究とプライベートの両立」に関する対談も企画しております。現在、Webフォーム上で参加を受け付けております(参加登録締め切り:2021年9月3日(金))。皆様奮ってご参加ください!

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主催:脳科学若手の会

日時:2021年9月11日(土)13:00~16:00

ツール:Zoom(参加登録者にミーティングURLを後日お送りいたします)

対象:脳科学を専攻する、または興味のある学部生、大学院生(修士・博士)、ポスドク、助教、その他

参加費:無料

申込方法:こちらのWebフォームに必要事項をご記入ください

申込〆切:2021年9月3日(金)

皆様のご参加をお待ちしております。

*イベント準備の都合上、参加予定の方はお早めに登録いただけますと幸いです。

*人数上限に達しましたら申込を終了させていただきます。予めご了承ください。

質問等、お問い合わせは以下のメールアドレスまでお気軽にご連絡ください。

脳科学若手の会:event[at]brainsci.jp

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【講師1】小山 隆太 先生 (東京大学 大学院薬学系研究科 / JST さきがけ)

【講演題目】マイクログリアが持つ情報の読み出し

【要旨】 皆さんは今、目を瞑れば瞼の裏に細胞の残像が見えるでしょうか?見えなければ、私の講演など聞いていないで実験室に戻った方が良いでしょう。圧倒的に実験が足りません。私は瞼の裏にありありとGFP陽性マイクログリアのramified processが見えます。
 今回は若手の会の皆さんの前で講演するという貴重な機会を頂きました。そして、講演内容として「研究生活とプライベートの両立はどうしているのか」についても話してほしい、との要望を頂きました。これに関しては上述の通りです。細胞のことを考えない時間はありません。何故かを考えたことはありませんでしたが、多分、その行為を純粋に楽しんでいるからです。
 さて、私に限らず、研究に没頭している研究者は似たような生活ではないでしょうか。この講演では、そのような研究者の一研究例として、現時点で私が最も興味を持っている脳細胞であるマイクログリアについて紹介します。私はポスドクになるまでこの細胞に特に興味を持っていませんでした。しかし、「マイクログリアがシナプスを貪食する」、という発見や、「主に外胚葉由来の細胞で構成されている脳という世界において、中胚葉由来の細胞である」、という知見に出会い、俄然この細胞を意識するようになりました。今ではマイクログリアは私の主要テーマとなっています。特に、マイクログリアが持つ情報を読み出すことに力を入れています。本講演では、私のこれまでの研究内容を紹介しながら、研究生活における小噺も交え、何か皆さんの研究生活にとって役に立つきっかけ作りをお手伝いできればと思います。

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【講師2】増田 隆博 先生 (九州大学大学院薬学研究院薬理学分野 准教授)

【講演題目】ミクログリアという小さな細胞の多彩な能力

【要旨】 脳や脊髄といった中枢神経系組織は、神経細胞に加え、グリア細胞や血管系細胞などの間質性細胞によって構成されており、非常に複雑かつ華麗に全身機能を制御しています。全身ほぼすべての組織・臓器には常在性の免疫細胞が存在しており、正常な機能発現をサポートしているわけですが、脳内においてその中心的役割を担っているのがミクログリア細胞です。ミクログリアは、脳が形成される胎生早期から動員され、正常脳形成から機能維持、病態発症に至るまで様々な役割を担っていると考えられています。今回の講演では、そうしたミクログリア細胞の 日常 、“”および機能的多様性を可能にするメカニズムについて紹介したいと思います。

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【対談企画】「研究とプライベートの両立について」

2021年7月28-31日,神戸国際会議場にて第44回日本神経科学大会・第1回 CJK 国際会議が開催されます.大会最終日 (7/31)の夜に恒例の交流会をバーチャル会場にて開催します.学会に参加されない方の参加も大歓迎です. 例年はオフラインにて学部生から若手ポスドクまで,幅広い年代の方々50名強に参加頂いております. 今年度はCOVID-19の影響も考慮し,オンライン上で懇親会を開く運びとなりました.全国から皆様が集まる良い機会ですので,是非お越し頂き,交流を深めていただければと思います.皆様の参加を心よりお待ちしております.

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この度は『これから一緒に研究する君へ』と題し、第11回脳科学若手の会・関西部会セミナーを開催いたします。

自ら新たな研究領域を切り拓いた若手研究者のお二人をお招きし、脳科学若手の会関西部会に所属している運営メンバーと共に「どのようにしてご自身の研究テーマを見つけたのか・どのように研究を進めるのか」を議題としたパネルディスカッションとグループディスカッションを行います。

 

【パネリスト/講師】
・川口喬吾さん(理化学研究所 生命機能科学研究センター 生体非平衡物理学理研白眉研究チーム チームリーダー)
・紺野大地さん(東京大学博士課程3年 池谷研)

【想定議題】
(1) 講師のお二人は、どのようにして自分のやりたい研究を見つけたのか?
(2) 今現在の自身の分野をどのようにして確立してきたのか?今後、どのように研究を進めて行きたいか?
(3) 研究に必要なスキルは何か?
本イベントはweb会議システム Remo (https://remo.co/) を用いたオンライン開催を予定しております。
「研究者に憧れがあるけれども、イメージが湧かない」や「研究を進めて行く時にどのような考えを大切にしたらいいのか」などで悩んでいる大学生、修士課程の大学院生の方々、「研究者としてのスキル」や「若手研究者の研究に対する考え」を知りたい博士課程の大学院生の方々へ向けて、若手研究者からの知見や経験談を共有して頂き、自分の日々の研究モチベーションを養う機会にして頂きたいと考えております。
講師方のパネルディスカッション後には、各学年を交え「研究に必要なスキルについて」と題したグループディスカッションを予定しております。参加者の皆様にも研究スキル分析用のチャートを作って頂き、お互いの意見を交換し議論を深めていくことで自らを見つめ直す機会にしていただけたらと存じます。
また、セミナー後は講師の方もお招きし、懇親会を予定しています。途中入退室は自由となっておりますので、ぜひご参加ください。
神経科学分野に限らず、研究に関心がある様々なバックグラウンドをお持ちの皆様と本イベントでお会いできることを心からお待ちしております。

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【イベント名】
第11回脳科学若手の会・関西部会セミナー 『これから一緒に研究する君へ』
【日時】
3月27日(土)14:00-17:10 / 懇親会 17:10 – 19:00
【方法】
Remoを用いたオンライン開催
【参加費】
無料
【プログラム(予定)】
13:40 – 14:00 開場(オンライン接続チェック)
14:00 – 14:10 代表挨拶・イベント趣旨説明
14:10 – 14:40 講演者自己紹介(1人15分)
14:40 – 14:55 運営メンバー自己紹介
14:55 – 15:25 議題1「研究の始め方」
15:25 – 15:35 休憩
15:35 – 16:05 議題2「研究の進め方」
16:05 – 16:35 グループディスカッション
16:35 – 17:05 議題3「研究に必要なスキルについて」
17:05 ‒ 17:10 閉会
17:10 – Remo を用いたバーチャル懇親会(任意参加)


【参加申込】
以下のGoogleフォームから事前登録をお願い致します。(締切:2021年3月20日(土)23:59)。

https://forms.gle/AiQvrzFhLxjj7ziW7

※イベント準備の都合上、参加予定の方はお早めに登録いただけますと幸いです。
※フォーム送信後に確認メールが返信されます。しばらくしても返信がない場合、お手数ですがメールアドレスをご確認の上再度ご登録をお願い致します。

 

質問等、お問い合わせは以下のメールアドレスまでお気軽にご連絡ください。

脳科学若手の会・関西部会: nowakate.kan@gmail.com

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