この度は「高次脳機能研究の最先端:新時代の研究手法と多角的な理解」と題し、第15回脳科学若手の会・関西部会セミナーを開催します。

関西部会では、学部生や異分野の方でも楽しめるようなセミナーの開催を目指しております。 今回は、名古屋大学の小坂田先生にご講演をお願いいたします。

slido(https://www.slido.com/)という質問募集システムを利用してて、活発なディスカッションができるようにいたします。

研究内容だけではなく、キャリアパスについてもお話しいただけるということです。ぜひご興味のある方はご参加ください。

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【講師】
名古屋大学 創薬科学研究科 准教授 小坂田 文隆先生

【セミナータイトル】
「高次脳機能研究の最先端:新時代の研究手法と多角的な理解」

【講演内容/要旨】
ヒトなどの動物は、感覚情報や過去の経験を用いて環境の状態を推定し、外界環境に能動的かつ柔軟に適応する。脳は、目や耳、鼻などの感覚器から得られる外界のデータがどのような原因から生成されているかというモデルを、経験や学習によって備えている。脳は、この生成モデルに基づいて外界環境を推論している。脳は、感覚器から入力される刺激に受動的に反応しているのではなく、生成モデルによる予測と実際に入力された感覚信号を比較し、両者のずれである予測誤差の計算に基づいて、知覚を能動的に創発する。この予測情報処理は脳内でどのように実現されているのだろうか?動物と環境との相互作用を自由に操作することができるVR技術に、ウイルスベクター技術と光学技術を組み合わせて、その一端を明らかにしたので紹介する。また、自身の学部生、大学院生、ポスドク時代を振り返り、その当時考えていた事などを交えながら、これまでと現在の研究、今後の展望を紹介する。

【タイムテーブル】
9/24(日) @Zoom
開場:~13:00
講演(前半):13:00 ~ 13:45
質疑応答(前半):13:45 ~ 14:00
講演(後半):14:00 ~ 14:45
質疑応答(後半):14:45 ~ 15:00
懇親会:15:00~17:00

【参加費】
無料

【参加申込】
以下のGoogleフォームから事前登録をお願い致します。 参加登録Google form:https://forms.gle/HQFyFbCiNQZwMRReA (締め切り2023/09/23 23:59〆)
※イベント準備の都合上、参加予定の方はお早めに登録いただけますと幸いです。
※フォーム送信後に確認メールが返信されます。しばらくしても返信がない場合、お手数をおかけしますがメールアドレスをご確認の上再度ご登録をお願い致します。



ご不明点等ございましたら、運営までお気軽にご連絡ください。
皆様のご参加を心よりお待ちしております。
脳科学若手の会・関西部会:nowakate.kan@gmail.com