この度は北西卓磨先生オンライン講演会を開催します。

講師には東京大学・大学院総合文化研究科 准教授 北西卓磨先生をお招きします。

講師:北西卓磨先生 (東京大学・大学院総合文化研究科 准教授)

11月25日 (金) の17:00から、2022年3月より東京大学・大学院総合文化研究科で研究室を主催なさっている、北西卓磨先生のオンライン講演会を開催します。北西先生は、げっ歯類で記憶・空間認識の神経回路機構を研究されています。本講演会では、北西先生のこれまでの研究内容に触れながら、海馬の情報処理について教えていただきます。興味、関心のある方は、奮ってご参加ください!

講師: 北西卓磨先生

題目:「領域間情報伝達から海馬の情報処理を読み解く」

要旨:  「いま自分がどこにいて、どこへ向かっているか?」という空間認識は、動物の生存 に重要な脳機能です。海馬には、動物のいる場所・移動スピード・道順などの情報を 持つ神経細胞が存在し、これらが空間認識を構成すると考えられます。しかし、海馬 の情報表現がどのような神経回路メカニズムにより生成され、また、生じた情報がど の脳領域に伝達されるかは良く分かっていません。私たちは、自由行動中のげっ歯類 の脳に、大規模電気生理計測・多点光遺伝学・経シナプスベクターなどを適用するこ とで、この課題に取り組んできました。そして、シナプス可塑性が領域間情報伝達を 調整して海馬の場所細胞活動をすばやく生成すること、また、海馬の空間情報は海馬 台を介して複数の下流領域 (側坐核・視床・乳頭体・帯状皮質) へと経路選択的に分配 されることを明らかにしました。こうした研究を紹介するとともに、今後の展望につ いてお話しします。 私たちの研究室は、2022年3月にスタートした新しいラボです。面白い研究を一緒 に進めてくれる学振特別研究員(PD,RPD)・大学院生・学部生などを随時募集していま す。

研究室HP

日時11月25日(金)

【プログラム】

16:50〜17:00 開場・接続チェック

17:00〜17:05 開会挨拶

17:05〜18:30 北西先生のご講演

18:30〜19:00 質疑応答

19:00頃 閉会

参加申し込み

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お申し込みフォーム

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脳科学若手の会:event[at]brainsci.jp