このたび、関西部会では3/14(土)に大阪大学吹田キャンパスにてセミナーを開催いたします。本セミナーでは、脳情報通信融合研究センター主任研究員の西本伸志先生、そして大阪大学大学院生命機能研究科の北澤茂先生より、ご講演いただきます。また、講演後には茶話会を予定しております。

講演にご興味ある方、様々な分野の人と交流したい方、是非お気軽に足をお運びください。皆様のご参加をお待ちしております。

日時:2015年3月14日(土)14:00-
場所:大阪大学大学院生命機能研究科 生命システム棟2Fセミナー室
アクセス・地図:http://www.fbs.osaka-u.ac.jp/jpn/general/suita.html
申込方法:下記フォームよりお申し込み下さい。
締め切り:2015年3月12日(木)

ご講演内容

講師:
西本 伸志 先生
情報通信研究機構(NICT) 脳情報通信融合研究センター主任研究員
題名:
自然視知覚を支える脳内表象
要旨:
私たちの日常を彩る自然な体験は、複雑で多様、かつダイナミックである。 脳神経科学のゴールの一つは、このような自然で複雑な知覚・認知体験を司る脳機能を理解することにある。本講演では、自然条件下における脳神経情報処理の 定量的理解を目指すための枠組みとして、モデリングアプローチを紹介したい。このアプローチでは、脳神経情報処理に関する仮説は任意の自然条件下 における脳神経活動を予測する定量モデル(エンコーディングモデル)として実装され、仮説の妥当性は新規条件下における脳神経活動のモデル予測性 能によって評価される。この枠組みの例として、私たちは自然動画刺激下におけるヒト脳活動記録(fMRI記録)を行い、その予測モデル構築および 表象解釈を試みた。その結果、ヒト初期視覚領野における時空間情報表現、高次領野における意味空間表現、および探索(注意)タスク下における意味 空間表現の特異的ワープ等に関する新たな定量的知見を得ることが出来た。更に、エンコーディングモデルは脳神経活動から知覚・認知体験を読み出す デコーディングを行うための基盤としても用いる事ができる。これにより、自然知覚下ヒト脳活動からの知覚体験の映像化や、その知覚意味内容の推定 を行うことにも成功した。モデリングアプローチは、自然で複雑な体験を司る脳神経活動の理解を促進し、予測に基づいた定量的神経科学を推進するた めの強力な手段を提供する。
 
講師:
北澤 茂 先生
大阪大学大学院 生命機能研究科 教授
題名:
こころの時間・こころの空間 ー脳が作り出す時間と空間— Mental time and mental space −how the brain constructs time and space−
要旨:
我々が意識する「こころの時間」は過去から未来に滞りなく流れていくように感じら れる。しかし、よく調べてみると、物理世界の時間の順序通りには、流れていないこ とがある。一方、我々が意識する外部の空間は、頑として動かないように感じられ る。我々は一秒に3回も急速な眼球運動を繰り返しているから、網膜像は恐るべき勢 いで飛び跳ねている。それにもかかわらず「こころの空間」は頑として動かない。時 間の流れの錯覚と、「眼を動かしても空間が動かない」という我々の実感を手がかり にして、時間や空間の意識を脳がどのようにして生み出しているのかを脳科学の立場 から検討する。

プログラム

14:00~15:00西本 伸志 博士 (情報通信研究機構(NICT) 脳情報通信融合研究センター主任研究員)
「自然視知覚を支える脳内表象」
15:15~16:15北澤 茂 博士 (大阪大学大学院 生命機能研究科 教授)
「こころの時間・こころの空間 ー脳が作り出す時間と空間— Mental time and mental space −how the brain constructs time and space−」
16:30〜茶話会(参加費300円程度)一時間程度

参加申込

〆切:
2015年3月12日(木)
お申し込みが完了した場合は自動返信メールがご記入のメールアドレスに送られますので必ずご確認下さい。
主催:
脳科学若手の会 関西部会
お問い合わせ:
info@brainsci.jp