11月8日(日)に、東京大学先端科学技術研究センターにて、第17回談話会を開催することとなりましたのでお知らせいたします。

今回の談話会は「神経ネットワークの理解と操作/研究分野の転向と欧州での研究キャリア」と題しまして、ベルン大学 精神科病院 グループリーダーの森島 陽介先生をお招きします。

第1部では、ネットワーク解析を用いた社会的行動や恐怖症に関しての、最新の研究成果についてお話しいただきます。

第2部では、分野を細胞薬理からヒトの認知科学へと移られたことに関するお話や、現在ベルンでポストをお持ちの立場から欧州での研究キャリアに関してのお話をしていただきます。

皆様のご来場を心よりお待ちしております。

日時:2015年11月8日(日) 受付 15:00~、 談話会 15:30~17:45(予定)、 懇親会 18:30~
場所:東京大学 先端科学技術研究センター 4号館2F講義室
アクセス:http://www.rcast.u-tokyo.ac.jp/home/access/index_ja.html
会費:談話会 無料、懇親会 3500円(予定)

講演者紹介

森島 陽介(もりしま ようすけ)先生

ベルン大学 精神科病院 グループリーダー

講演内容

第1部:「神経ネットワークの理解と操作」

脳機能を理解するためには脳内のネットワークにおける情報伝達様式を理解することが必須である。本講演では神経ネットワークの結合を理解する上で必要となるネットワーク解析の概要を解説するとともに、因果関係を持つネットワーク解析手法を用いた恐怖症のネットワーク解析、社会的行動のネットワーク解析の研究を紹介する。最後に、JSTさきがけプログラムのサポートを受け、ベルン大学で開発している非侵襲脳刺激を用いて神経ネットワークを操作する手法について最新のデータを提示し脳のネットワークの操作により、どのような方向性が開けるのかを議論したい。
第2部:「研究分野の転向と欧州での研究キャリア」

博士課程を修了しポスドクを始める時に、細胞生物学・分子神経科学からヒトの認知神経科学に転向した時の経験を踏まえて、研究分野の変更にはどのような苦労があるのかその内幕を紹介したい。また、私が研究を行っている、欧州での研究キャリアは、アメリカとはかなり異なっている。博士課程への入学、ポスドク、その先のキャリアシステムについて日本人に参入余地があるのか?どのように参入できるか?など欧州での研究キャリアについて考察したい。

スケジュール

15:00-受付開始
15:30-15:35開会挨拶
15:35-16:35森島先生ご講演 第1部
16:45-17:45森島先生ご講演 第2部
18:30-懇親会(渋谷を予定)

参加申込

本談話会への参加お申し込みは締め切らせていただきました。

 

主催:
脳科学若手の会
世話人

赤尾 旭彦(東京大学大学院 新領域創成科学研究科)
川端 政則(玉川大学 脳科学研究科)
杉浦 綾香(東京大学大学院 総合文化研究科)
お問い合わせ:
info@brainsci.jp