来る10月19日(日)、東京大学駒場Iキャンパスにて、第14回談話会を開催することとなりましたのでお知らせいたします。

今回の談話会はキャリアパスセミナーと題しまして、株式会社東京大学エッジキャピタルでベンチャー起業・経営をなさっている宇佐美篤さん、理化学研究所 脳科学総合研究センター 記憶神経回路研究チームで研究員をなさっている植松朗さん、NTTコミュニケーション科学基礎研究所で研究員をなさっている寺島裕貴さんをお招きしております。異なるご経歴を歩まれてきたお三方に、学生時代のご研究から現在のお仕事に至るまで、それぞれのご経験をお話しいただきます。またご講演の最後には、パネルディスカッションとして、参加者の皆さまからいただいた質問にお三方からお答えいただく時間を設けております。

皆様のご来場を心よりお待ちしております。

日時:2014年10月19日(日) 受付 15:00~、 談話会 15:30~17:45、 懇親会 18:30~
場所:東京大学駒場Iキャンパス 16号館126/127教室(キャンパス内地図
アクセス:http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/map02_02_j.html
会費:談話会 無料、懇親会 3000円(予定)

講演者紹介

寺島 裕貴(てらしま ひろき)さん
 
NTT コミュニケーション科学基礎研究所 研究員。心と心をつなぐ基盤である脳情報処理の原理的理解を目指している。現在は主に大脳新皮質聴覚系の計算モデル研究に従事。博士(科学)。
2014年の NTT 入社以前は、2003年英国 Edinburgh 大学 計算機科学科留学、2009年東京大学 理学部 情報科学科卒業。大脳新皮質の計算神経科学を志し、日本学術振興会 特別研究員(DC1)を経て2014年同大学大学院 新領域創成科学研究科 博士課程修了。日本神経回路学会・人工知能学会・Society for Neuroscience 各会員。趣味は茶の湯。
植松 朗(うえまつ あきら)さん
 
故森裕司教授による動物行動学の授業に感銘を受けて東京大学農学部獣医学専修獣医動物行動学研究室に入室し、当時助教であった(現麻布大学教授)菊水先生の元で仔マウスの超音波による母仔間コミュニケーションについて行動解析を行う。獣医学科卒業後は味の素株式会社に入社。イノベーション研究所という基盤研究に重点を置いた部署にて、栄養素(グルタミン酸など)による味覚嗜好性の調節についてげっ歯類を用いた行動実験やfMRIでの研究を行う。その際、会社で発表した論文を基にして論文博士を取得する。博士取得後はアカデミックに戻ろうと一念発起し、理化学研究所のJohansen研究室のポスドクに応募、脱サラをする。現在は光遺伝学や電気生理を用いて恐怖学習に関する研究を行っている。
宇佐美 篤(うさみ あつし)さん
 
株式会社東京大学エッジキャピタル(UTEC)に2013年参画、現在プリンシパル。ベンチャーキャピタリストとして、医療・バイオ分野の大学・研究機関発ベンチャーへの投資業務、ベンチャー起業および経営支援業務に従事。投資先ベンチャー3社Cyfuse、Crewt、Glytechの取締役を兼務。
UTEC参画以前は、東京大学薬学系研究科にて多ニューロンカルシウムイメージング法を用いた神経回路学の基礎研究を行い、2012年にPh.D.を取得後、株式会社三菱総合研究所 戦略コンサルティング本部 産業戦略グループにて研究員として勤務。医薬品、医療機器、再生医療等のヘルスケア産業におけるコンサルティング業務を担当。2008年脳科学若手の会 設立メンバー、2010年度 脳科学若手の会 代表を経験。

スケジュール

15:00-受付開始
15:30-15:35開会挨拶
15:35-16:05ご講演1
16:05-16:35ご講演2
16:35-16:45休憩
16:45-17:15ご講演3
17:15-17:45パネルディスカッション
18:30-懇親会(駒場or渋谷)

参加申込

〆切:
2014年10月17日(金)
談話会のみ、あるいは懇親会のみの参加も大歓迎です。
お申し込みが完了した場合は自動返信メールがご記入のメールアドレスに送られますので必ずご確認下さい。
1時間以内に自動返信メールが届かない場合はお手数ですが再度お申し込み下さい。
主催:
脳科学若手の会
世話人:
渡邉 真弓(東京大学大学院 情報理工学系研究科)
磯村 拓哉(東京大学大学院 新領域創成科学研究科)
杉浦 綾香(東京大学大学院 総合文化研究科)
お問い合わせ:
info@brainsci.jp