東北部会ではこのたび、2020年11月29日(日)に第1回東北脳科学オンラインセミナーを開催します。今回は「チョムスキーと言語脳科学」をテーマに、酒井邦嘉先生(東京大学大学院総合文化研究科)を講師としてお迎えし、ご講演いただきます。現在、Webフォーム上で参加を受け付けております(参加登録締め切り:2020年11月27())。皆様奮ってご参加ください!

 

 20201108脳科学若手の会東北部会オンラインセミナーポスターRN

主催:脳科学若手の会東北部会
東北大学大学院医学系研究科付属脳神経科学コアセンター

日時:2020年11月29日(日) 16時00分から

ツール:Zoom(参加登録者にミーティングURLを後日お送りいたします)

定員:300名

対象:脳科学を専攻する、または興味のある学部生、大学院生(修士・博士)、ポスドク、助教、その他

参加費:無料

申込方法:こちらのWebフォームに必要事項をご記入ください

申込〆切:2020年11月27日(金)

皆様のご参加をお待ちしております。

*イベント準備の都合上、参加予定の方はお早めに登録いただけますと幸いです。

*人数上限に達しましたら申込を終了させていただきます。予めご了承ください。

ご不明な点などありましたら、東北部会窓口tohokubrain@gmail.comまでお気軽にご連絡ください。

また、東北部会への登録も随時受け付けております。

登録してくださった方には、専門や興味を共有できる東北部会名簿や、東北でのイベント情報、採用情報などをお送りさせていただいております。

脳科学若手の会 東北部会

tohokubrain@gmail.com

 

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酒井 邦嘉 先生

【講演題目】チョムスキーと言語脳科学

【要旨】すべての自然言語には共通の基盤があり、言語機能は生得的だとする「生成文法理論」は、どのような意味で正しいのでしょうか。チョムスキー理論の核心となる「普遍文法」の実体である「木構造」や「再帰性」についてわかりやすく説明しながら、「文法中枢」が脳内に存在することを、言語脳科学の実証実験によって明らかにします。また、母語と第二言語の習得における脳活動の違いや個人差について、言語脳科学の成果を紹介します。最後に、現在の研究テーマとその将来像についてお話して、若手研究者へのメッセージとともに皆さんと議論できたらと考えています。

【略歴】1992年東京大学大学院理学系研究科博士課程修了、理学博士。1992年東京大学医学部 助手、1995年ハーバード大学 リサーチフェロー、1996年マサチューセッツ工科大学 客員研究員、1997年東京大学大学院総合文化研究科 助教授・准教授を経て、2012年より現職。同理学系研究科物理学専攻教授兼任。2002年第56回毎日出版文化賞、2005年第19回塚原仲晃記念賞を受賞。専門は言語脳科学で、人間に固有の脳機能をイメージング法などで研究している。著書に『言語の脳科学』『科学者という仕事』『科学という考え方』(中公新書)、『脳の言語地図』『ことばの冒険』『こころの冒険』『脳の冒険』(明治書院)、『脳を創る読書』『考える教室』(実業之日本社)、『芸術を創る脳』『高校数学でわかるアインシュタイン』(東京大学出版会)、『チョムスキーと言語脳科学』(インターナショナル新書)などがある。