玉川大学脳科学トレーニングコース2013
-心をくすぐる技の共演-
2013.02.18 14:17
玉川大学脳科学研究所では,脳科学を志す学部学生,大学院生,若手研究員を対象に,研究手法の基礎と応用を実習で学ぶトレーニングコースを開催します。
- 日程:
- 2013年5月30日(木)~6月1日(土)
- 会場:
- 玉川大学 脳科学研究所
- 対象:
- 学部学生・大学院生・若手研究者
(未経験者歓迎・文理不問)
※研究室見学ツアーのみの参加も可(定員外/要申込) - 費用:
- 受講料無料
交通費は各自負担(前泊を含め,宿泊費の一部補助があります)
プログラム
AM | PM | |
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5月30日(木) | MatLabプログラム講習会 (希望者対象/午前10時より) |
開会式 ランチョンセミナー 各コース実習 懇親会 |
5月31日(金) | 各コース実習 | 各コース実習 Jam Session |
6月1日(土) | 各コース実習 | 修了式 研究室見学ツアー(大学院オープンキャンパス併催) |
実習コース
- ラットのマルチニューロン記録と解析法(礒村 宜和):定員4~5名
行動中のラットをもちいて,大脳の多数の神経細胞の発火活動の同時記録法と解析法(スパイク・ソーティング)を学びます。 - 霊長類動物の行動・神経計測技術(鮫島 和行・坂上 雅道・木村 實):定員6名
マカクザルを対象とする行動課題設計,眼球や手の運動・筋電・単一神経活動・集合電位の計測技術を学びます。 - ヒトのfMRI基礎実習(松元 健二・松田 哲也):定員6名
情動や社会脳科学のテーマでのヒトの行動課題の作成を学び,お互いに被験者となっての脳計測実験およびデータ解析を行います。 - 赤ちゃんの脳波計測と解析の基礎(佐治 量哉):定員3~5名
乳幼児の脳波計測に必要な基礎知識と手技,脳波解析法を学びます。 - 逆転写定量PCR法による遺伝子発現解析(佐々木 哲彦・原野 健一):定員4名
TaqManプローブを用いた逆転写定量PCR法で,ミツバチの社会行動に関与する遺伝子の発現解析を行います。 - 研究室:
- 相原威,礒村宜和,大森隆司,岡田浩之,木村實,小島比呂志,酒井裕,坂上雅道,佐々木哲彦, 佐治量哉,佐藤久美子,鮫島和行,松田哲也,松元健二,山岸俊男,他
- お申し込み:
- 専用ページからお申し込みください。
- 締切:
- 2013年4月12日(金)
- ※4月中に選考結果と受講案内をお知らせいたします。
共通カリキュラム
MatLabプログラム講習会(協力:The MathWorks GK):希望者対象
各コースのデータ解析に必要となるMatLabを使ったプログラミング技術(初中級レベル)を事前に学びます。
※受講コースにより必修または参加推奨となります。講習内容は初・中級レベルのため,すでに上級レベルの技術をお持ちの場合は受講の必要はありません。
ランチョンセミナー
「社会科学にとっての脳科学の意義」(山岸俊男):全受講者対象
個人間の相互作用が生み出す創発特性としての社会を理解するために、脳神経科学が果たす役割について議論します。
Jam Session
~分野を越えて思考の調和を奏でよう~(酒井裕):全受講者対象
心の仕組みを計算論的に明らかにするとは何か解説した上で、具体的な共通のテーマでグループ討論します。
研究所見学ツアー 大学院オープンキャンパス併催
(研究室見学ツアーのみの参加も可・定員外・要申し込み)
コース担当外の研究室を含めて見学することができます。
主催: | 玉川大学脳科学研究所 |
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共催: | 玉川大学大学院脳情報研究科 |
玉川大学大学院工学研究科 | |
玉川大学学術研究所ミツバチ科学研究センター | |
戦略的研究基盤形成支援事業「記憶・学習の可塑的発達機構に関する統合的解析」 | |
心の先端研究のための連携拠点(WISH)構築 | |
文部科学省科学研究費補助金「ヘテロ複雑システムによるコミュニケーション理解のための神経機構の解明」 | |
文部科学省科学研究費補助金「予測と意思決定の脳内計算機構の解明による人間理解と応用」 | |
後援: | 文部科学省科学研究費補助金「包括型脳科学研究推進支援ネットワーク」 |
お問い合わせ:〒194-8610 東京都町田市玉川学園 6-1-1
玉川大学脳科学研究所 トレーニングコース事務局