2011年10月8日,京都大学文学部第1講義室において第二回脳科学若手の会関西部会セミナーを開催しました。

今回のセミナーでは,「関西で活躍する若手研究者たち」と題して,分子・発生サイドから理化学研究所・発生再生センターの永楽元次先生と,システム神経科学サイドから京都大学大学院情報学研究科の鹿内学先生にご講演頂きました。

マウス胚性幹細胞から眼杯を形成するという,細胞レベルのミクロな永楽先生のご研究から,fMRIをもちいて脳内ネットワークを探る鹿内さんのマクロなご研究まで,スケールが大きく異なる「脳科学」の幅広い射程を実感するセミナーでした。またこのように広い分野を内包する脳科学において,これからどのように研究領域間の交流を持ってゆけばいいのか,示唆に富む機会になったのでは無いかと思います。「専門と違って,日ごろあまり触れない研究領域を知るよい機会になった」との声も聞かれました。

セミナーには様々な分野から29名にご参加いただき,その後の懇親会にも16名参加いただいて交流を深めることができました。