第5回脳科学若手の会合宿
2013.03.30
2013年3月30日(土)~31日(日),ホテルウィングインターナショナル相模原(神奈川県相模原市)にて,第5回脳科学若手の会合宿を開催いたします。講師の先生方をお招きしての講演会とワークショップ,参加者の皆様によるポスターセッションと,盛りだくさんの内容です。皆様のご参加をお待ちしております!
主催: | 脳科学若手の会 |
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協賛: | 小原医科産業株式会社 |
アルファメッドサイエンティフィック株式会社 | |
ライフテクノロジーズジャパン株式会社 | |
株式会社ATR-Promotions |
日時: | 2013年3月30日(土)~31日(日) 12:30現地集合 |
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場所: | ホテルウィングインターナショナル相模原(神奈川県相模原市) |
(JR相模線上溝駅より徒歩6分,上溝駅までは新宿より電車で約1時間) | |
定員: | 40名 |
参加費: | 9,000円(予定。宿泊費,食費,懇親会費,参加費含む) |
※会場までの往復交通費,一日目の昼食は各自でご準備ください。 | |
申込方法: | 締め切らせていただきました。多数のご応募,大変ありがとうございました。 |
講演会
- 講師:
- 宇賀 貴紀 先生
- 順天堂大学医学部生理学第一講座 先任准教授
- 演題:
- 知覚判断の神経メカニズム
ヒト脳機能の神経メカニズムを解明するには、行動学的な機能解析、その基盤となる神経回路の同定、情報表現の理解、さらには情報処理を統一的に説明できる理論などの多面的なアプローチが必要である。このような複合的な脳機能理解、いわゆるシステム神経科学的理解には、霊長類を用いた研究がこれまでに大きな貢献をなしてきた。本講演では、見えたものが何であるかを答えるという比較的単純な判断、いわゆる「知覚判断」を例に、知覚能力の定量化、課題遂行中のサル大脳皮質からの神経活動計測、信号検出理論をベースとした神経活動に含まれる情報量の解析、情報のダイナミックな蓄積による柔軟な判断の生成メカニズムの検討、などの多面的なアプローチについて概説する。
ワークショップ
- 講師:
- 寺前 順之介 先生
- 大阪大学大学院情報科学研究科 准教授
- 題名:
- 脳の『数理モデル』を手に入れろ
脳は膨大な数の神経細胞が絡みあう複雑なネットワークです。細胞内での分子メカニズム,遺伝子制御ネットワーク,発現,輸送,可塑性,回路,記憶,認知,そして私達の行動へと,時間的にも空間的にも幅広い連鎖が広がっています。この複雑な絡み合いを解きほぐす強力な武器,それが『数理的アプローチ』であり『数理モデル』です。数理モデルを使いこなす事は,データに隠れた構造を探し,仮説の働きを検証し,多数の要素が絡み合う挙動を再現し,脳の情報の流れに迫る力を,あなた自身が手に入れる事を意味しています。その第一歩を踏み出す事がこのワーウショップの目的です。このワークショップでは,脳の数理アプローチの基礎を学び,具体的に皆さんに数理モデルを扱ってもらいます。実際に数値計算を行い,その挙動を知り考察します。特に,ミクロとマクロを結びつける鍵である神経回路の数理モデルをターゲットとする事で,数理的アプローチとは何かを知り,将来,皆さん自身が自由自在に数理モデルを扱うための基礎を作ります。
(前回のワークショップの様子)
ポスターセッション
参加者間でお互いの研究内容を紹介します。ポスターは学会などで使用されたポスターをそのままお持ちいただいても構いません。様々な研究に触れるとともに,交流を深めていきましょう。
(前回のポスターセッションの様子)
参加についてのQ&A
- Q1. 学部生ですが,参加できますか?
- A1. 是非ご参加下さい。過去の合宿でも学部生のみなさんが参加されています。
- Q2. ポスター発表は必須ですか?
- A2. 必須ではありませんが,異分野の研究者と交流する良い機会ですので,学会発表などで使用したポスターをお持ちの方は、奮ってご参加いただけると幸いです。
その他,ご意見・疑問点などのある方は,こちらまでご連絡ください。
みなさまのご参加をお待ちしております。
脳科学若手の会 合宿スタッフ一同