開催報告を読む


以前から脳科学若手の会主催の交流会等でお知らせしていましたように,2010年4月3日(土)~4日(日)に,国立女性教育会館(埼玉県嵐山町)にて,脳科学若手の会主催で合宿形式の研究会を開催いたします。

昨年度の合宿の様子はこちらをご覧ください。

日時:
2009年4月3日~4日(土・日) 12:30現地集合
場所:
国立女性教育会館(埼玉県嵐山町)
参加費:
8,500円(宿泊費,食費,懇親会費,参加費含む)
※会場までの往復交通費,昼食代は各自でご負担ください。
国際女性教育会館

内容については,現在次のようなものを企画しています。

講演会

講師:
小川園子先生(筑波大学大学院人間総合科学研究科 教授)
演題:
社会的絆を育むホルモンのなたらき:「こころの神経科学」としての行動神経内分泌学の創成をめざして

個体の一生においては、各発達段階に応じてホルモンレベル変動とそれに呼応する脳内ホルモン受容体の発現が見られ、受容体に結合したホルモンは、脳構造の構築や、行動・生理学的機能の発現調節に関わっている。この様なホルモンの作用に注目し、様々な個体間関係(親子、夫婦、仲間、未知の他人、など)における絆の形成・維持に果たす役割と脳内作用機序の解明に取り組む行動神経内分泌学研究のおもしろさ、奥の深さについて、日本行動神経内分泌研究会 (JSBN) の活動の紹介も交えてじっくりとお話したい。あわせて、研究者として歩んできた道のり・経験をもとに、研究における学際性・国際性について思うことを語ってみたい。

ワークショップ

講師:
高坂洋史先生(東京大学理学系研究科 助教)
題名:
神経回路の時空間活動パターン生成のモデル化

神経回路は、個々の神経細胞による(あたかも電光掲示板のような)時空間活動パターンによって様々な情報処理がなされると考えられる。本ワークショップでは、神経回路に関する基本的な事項の確認に続いて、ショウジョウバエ運動系を用いた我々の研究を例として、回路が時空間活動パターンを生むしくみの探究に関する実験的手法およびモデル化について参加者と議論する。

ポスターセッション

ポスターは,学会等の使い回しで構いません。様々な研究内容に触れるとともに,交流を深めていきましょう。

好評につき定員に達したため,募集を締め切らせていただきました。ありがとうございました。