2026年3月14日(土)~15日(日)、第18回 脳科学若手の会 春の合宿を開催いたします。講師の先生方をお招きしての講演会やワークショップ、参加者によるポスターセッションなど、盛りだくさんの内容です。
なお本合宿は、公益財団法人 テルモ生命科学振興財団、公益財団法人 中辻創智社、公益財団法人 加藤記念バイオサイエンス振興財団の助成を受けて開催いたします。
| 企業協賛: |
小原医科産業株式会社 |
|
株式会社フィジオテック |
|
| 企画協賛: |
株式会社Tayo |
| 日時: |
2026年3月14日(土)13:00集合 ~ 15日(日)17:00解散 (予定) |
| 場所: |
マホロバマインズ・三浦(神奈川県 三浦市) |
| 定員: |
40名程度(応募多数の場合は抽選) |
| 参加費: |
10,000円 *宿泊費、食費(3/14夕食、3/15朝食・昼食)を含む
※交通費と初日の昼食は各自ご負担ください。
|
【合宿講師】
大阪大学大学院 生命機能研究科 脳神経工学講座 脳工学研究室 鈴木 基高 先生
東京大学 定量生命科学研究所 分子神経生物学研究分野 岸 雄介 先生
【鈴木先生 講演タイトル】
私たちの意識は脳でどのように生まれては消えるのか?
【鈴木先生 講演要旨】
全身麻酔薬の発見は、意識を可逆的に消失・回復させることを可能にし、おかげで私たちは恐怖を感じることなく無意識状態で外科的手術を受けることができる。しかし、麻酔薬は私たちの意識をどのように消失させるのか?全身麻酔の長い歴史にもかかわらず、麻酔薬による意識消失の細胞レベルのメカニズムについては驚くほど知見が少ない。我々の最近の研究で、全身麻酔が大脳皮質第5層錐体ニューロンの樹状突起と細胞体間の情報伝達を阻害することが見出された。この細胞レベルのメカニズムは、意識に関する二つの対立する理論に、新しい視座を提供する。興味深いことに、この大脳皮質での樹状突起-細胞体間の信号伝達には、視床とりわけ高次視床核が重要な役割を果たしている。より最近のデータとして、視床の多数の神経核を同時に調整することが、大脳新皮質全体の活動の調整に効果的であることを示唆するデータを紹介する。時間があれば、意識に関わる細胞レベルのメカニズムをより深く理解するための、現在進行中の研究についても紹介する。昨年3月に帰国するまで、22年間にわたってスイス・アメリカ・ドイツ・オランダで海外生活を送り、ロボット工学から現在の意識と神経細胞の研究に至った経緯も紹介する。
【岸先生 講演タイトル】
脳におけるエピゲノムの役割について
【岸先生 講演要旨】
私たちの遺伝情報はゲノムDNAに書き込まれています。哺乳類では30億塩基対もあるDNAの中から必要な遺伝情報を適切に読み取るために、私たちの細胞の中では特別な仕組みが働いており、この1つがエピゲノムによる制御です。このエピゲノム制御では、DNAやDNAがまきつくヒストンなどに施されるメチル化やアセチル化といった化学修飾がいわば「しおり」として機能し、その細胞で必要な遺伝子のみが読み取られ発現する基盤のメカニズムとなっています。
このエピジェネティクスによる「しおり」は、細胞が過去に受けた刺激や経験に応じて付与されます。すなわち、エピゲノムは細胞の記憶装置として機能します。では、細胞の記憶装置であるエピジェネティクスは、個体の記憶装置である脳においてどのような役割を果たしているのでしょうか?
今回の講義では脳とエピゲノムの関係について紹介し、遺伝子発現やエピゲノムが脳で果たす役割についてみなさんと議論できるのを楽しみにしています。
【応募方法】
【抽選結果】
- お申し込みの結果につきましては、2月15日(日)にご連絡いたします。
- ご参加いただける方は、2月22日(日)までに参加費をお振り込みいただきますようお願い申し上げます(詳細は別途ご連絡いたします)。
お問い合わせ
ご不明点がございましたら、brainsci.jp@gmail.com までご連絡ください。
学外の知り合いや友人を作りたい方、研究やアイデアをブラッシュアップするために新しい視点を得たい方は、ぜひご参加ください。
皆様のご参加を心よりお待ちしております。