9月11日から13日まで、パシフィコ横浜にて第37回日本神経科学大会(Neuroscience2014)が開催されます。脳科学若手の会もミニシンポジウムを企画しました。大会3日目の12時からJ会場にて行われます。今回は、自然科学研究機構生理学研究所の伊佐 正 先生に、研究費を申請するときに考えるべきこと、研究者の自己評価と他者による評価の違いなどについてご講演いただきます。

これから研究を始めようと思っている学生に向けてのメッセージもいただくので、是非、学部生も参加してみてください!

皆様のご来場を心よりお待ちしております。

日時:2014年9月13日(土)12:00-13:00
場所:第37回日本神経科学大会(Neuroscience2014)J会場
@パシフィコ横浜
学会中のシンポジウムとして行われるため、学会への参加が必要です。
参加申し込み:事前参加申し込みしていただいた方と、当日参加の方で、席等の区別はありませんが、人数把握のため事前参加申し込みにご協力下さい。
ミニシンポジウムとしての開催のため、お弁当・軽食はお出しできません。ご了承ください。

ご講演

講師:
伊佐 正 先生
(自然科学研究機構生理学研究所)
演題:
「研究費を申請するということ:研究者の自己評価と他者による評価」

研究者に一生付きまとう重大な課題のひとつに、自分自身に対する評価と自分に対する他者の評価との間の折り合いをどうやってつけて行くかという問題があります。自己資金だけで研究する、自分に資金を投じてくれるパトロンがいてくれるなら問題ないのでしょうが、外部資金に依存して研究を行い、成果を公的な場所に発表することを求められる現代の科学研究では、他者の評価を受けることを避けては通れません。

自己評価の方が他者による評価より高い、というのはおそらくほとんど全ての研究者に当てはまる性質で、多分そうでなければ創造的な研究は成し得ないでしょう。一方で、自己評価と他者の評価が余りにかけ離れてしまうのも問題です。多分、私たち研究者には、自己評価を高めて実験にひたすら取り組むフェーズと、客観的に自分を評価し、それに基づいて建設的に研究計画を組み立て直して考えるフェーズの両方が必要で、研究費の申請書を書くということは、後者のようにして、自己評価のキャリブレーションを行うステージにあたるのだろうと思います。こういった考察をもとに、研究費の申請書を書くことについての私見を述べてみたいと思います。

スケジュール

12:00-12:05開会挨拶
12:05-13:00伊佐先生ご講演

参加申し込み

参加申し込みが正常に完了した場合は、自動返信メールがご登録されたメールアドレスに送信されますので、必ずご確認下さい。

〆切:
9月6日(土)
共催:
脳科学若手の会
世話人:
杉浦 綾香(東京大学大学院 総合文化研究科)
磯村 拓哉(東京大学大学院 新領域創成科学研究科)
お問い合わせ:
info@brainsci.jp