脳科学若手の会ではこのたび、2020年12月17日(木)に第23回談話会を開催します。今回は「演奏家のための神経科学:from scratch to musical dynaformics 」の演題で、古屋 晋一先生 (ソニーコンピューターサイエンス研究所) をお招きし、ご講演いただきます。現在、Webフォーム上で参加を受け付けております(参加登録締め切り:2020年12月14日(月))。皆様奮ってご参加ください!
主催:脳科学若手の会
日時:2020年12月17日(日) 20:30~22:00
ツール:Zoom(参加登録者にミーティングURLを後日お送りいたします)
対象:脳科学を専攻する、または興味のある学部生、大学院生(修士・博士)、ポスドク、助教、その他
参加費:無料
申込方法:こちらのWebフォームに必要事項をご記入ください
申込〆切:2020年12月14日(月)
皆様のご参加をお待ちしております。
*イベント準備の都合上、参加予定の方はお早めに登録いただけますと幸いです。
*人数上限に達しましたら申込を終了させていただきます。予めご了承ください。
質問等、お問い合わせは以下のメールアドレスまでお気軽にご連絡ください。
脳科学若手の会:event[at]brainsci.jp
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【講師】古屋 晋一 先生 (ソニーコンピューターサイエンス研究所・上智大学 ほか)
【講演題目】演奏家のための神経科学:from scratch to musical dynaformics
【要旨】演奏家のための研究に着手したのが2002年.「できないことができるようになる感動を生み出すこと」を目標に掲げて,初めから現在まで一貫して医工芸連携に取り組んできた.こう言うと聞こえは良いが,そもそも領域の無い分野において,既存の研究領域や学問分野に比肩する結果を出し続けると共に,演奏・指導の現場に意義ある貢献を実現するために,様々な探索や挑戦および失敗を,異なる国(日本,アメリカ,ドイツ)や環境(大学,企業)で積み重ねてきた.本講演は,演奏家のための研究・開発・社会実装の取り組みについて紹介した後,「基礎研究・応用研究」の二元論から脱却し,一方向のトランスレーショナルリサーチではなく研究・開発・社会実装が循環するサーキュラーリサーチを実現するために必要だと実感した経験知を皆様と共有することで,これからのサイエンティストの社会における在り方について議論したい.
【略歴】
2017 年- 現職
2014 年-2017年 上智大学 理工学部 情報理工学科 准教授
2011 年-2014 年 ハノーファー音楽演劇大学 音楽生理学・音楽家医学研究所 博士研究員
2009 年-2011 年 ミネソタ大学 神経科学部 博士研究員
2008 年-2009 年 関西学院大学 理工学研究科 ヒューマンメディア研究センター 博士研究員
2005 年-2008 年 大阪大学大学院 医学系研究科 博士課程 博士(医学)
2004 年-2005 年 大阪大学大学院 人間科学研究科 博士後期課程
2002 年-2004 年 大阪大学大学院 人間科学研究科 博士前期課程 修士(人間科学)
1998 年-2002 年 大阪大学 基礎工学部 システム科学科 学士(工学)