2014年の開催から早3年、光操作研究会は、オプトジェネティクス発祥の地、仙台に帰って来ました。今年は、海外著名研究者5名、国内著名研究者3名を招聘します。特に、グリア細胞/血管/心臓など、これまでにないオプトジェネティクスの応用を開拓している研究を紹介します。加えて、全国の大学院生5名にも、初めての国際会議での招待講演発表の場も提供し、今後の国際的な活躍の登竜門として活用していただければと考えています。

下記ウェブサイトをご参照の上、ぜひ、事前登録をしていただけますと助かります。なにぶん、専用の事務局などを設けずに、今年度の当番幹事の私自身(松井先生)が多くを管理しているため、参加人数を予め把握をすることが運営上、とても大切になります。何卒、ご理解頂き、ウェブ事前登録に御協力いただけると有り難く存じます。

日程:
2017年10月21日(土)~22日(日)
会場:
東北大学 星陵キャンパス 星陵会館(B10)
シンポジウム:
星陵オーディトリウム(講堂)
ポスター会場:
エントランスホール
企業機器展示:
大講義室
URL:
http://www.ims.med.tohoku.ac.jp/optogenetics2017/

ポスター発表募集中!

※ 2017.08.18 頃を目処に、技術検討会・ポスターの事前登録の一次締切にいたします。08.25 頃には採否を通知致します。定員に余裕がある場合には、追加募集をします。

概要:

オプトジェネティクス誕生から10年以上が経過し、もはや、これは特別なツールとは言えません。しかし、光を使って神経細胞の活動を自在に操作する技術として生まれてきたオプトジェネティクスは、神経科学や脳科学を越え、生体のあらゆる研究への活用が見出されてきています。光で活動を操作し、光で活動を計測する。この強力な手段は、従来の電気的・磁気的操作/計測法、薬理学的操作法、質量分析的計測法等との組み合わせによって、ますます真価を発揮することとなります。オプトジェネティクス自体は、ただのきっかけに過ぎないのかもしれません。要素還元主義を越え、統合された生体を統合されたまま扱いつつ、自然科学の言語を使って、この複雑系を表現し、解釈し、予測する。ここに新しい生体科学の幕開けを予感します。

脳研究に興味のある大学生の参加も募集!私たちの心は脳の働きによるものです。今、その脳の仕組みが次々と解き明かされています。脳に光を照らすことで、細胞の活動を自在に操る技術が生まれ、科学の進歩が急激に加速しています。ぜひ、脳科学の最先端に触れてください。ただの物質であるはずの脳に、どうして心が宿るのか。その究極の問いに挑戦していく体制は整っています。皆様が脳科学研究に参加する契機となりますように。

光操作研究会2017-06
光操作研究会:2017年度当番幹事

松井 広 (東北大学大学院生命科学研究科・超回路脳機能分野 教授)
お問い合わせ:
matsui@med.tohoku.ac.jp